己立たんと欲して人を立て己達せんと欲して人を達す
読み方
おのれ たたん と ほっして ひと を たて おのれ たっせん と ほっして ひと を たっす意味
自分が立身したい、物事を成し遂げたいと思うなら、まず他人が立てるように助け、他人が目標を達成できるように力を尽くすべきだという教え。自己実現と他者への配慮・援助を切り離さず、仁の実践を説く言葉。由来
中国の古典『論語』雍也篇に見える孔子の言葉「夫仁者、己欲立而立人、己欲達而達人」に由来する。成立は孔子没後、弟子たちが言行をまとめた戦国時代前期ごろ、紀元前5〜4世紀とされる。日本では漢文訓読により教訓句として受容された。備考
漢文訓読調の格調高い表現。日常会話より、教育・経営・リーダー論などで教訓として用いられることが多い。例文
- 後輩を育てることが自分の成長にもつながる。まさに己立たんと欲して人を立て己達せんと欲して人を達すだ。
- リーダーに必要なのは、部下を利用することではなく、己立たんと欲して人を立て己達せんと欲して人を達すという姿勢である。
- 自分だけ合格できればよいと思わず、友人にも勉強を教えた彼の行動は、己立たんと欲して人を立て己達せんと欲して人を達すにかなっている。
- 会社を発展させたいなら、取引先や地域も栄える仕組みを考えるべきだ。己立たんと欲して人を立て己達せんと欲して人を達すということだ。
- 恩師はいつも、成功したいなら周囲の成功を助けなさい、己立たんと欲して人を立て己達せんと欲して人を達すだ、と教えてくれた。
類義語
- 己の欲せざる所は人に施すことなかれ
- 情けは人の為ならず
- 人を助けて己を助く
- 利他の心
- 自利利他
対義語
- 我田引水
- 自分さえよければよい
- 利己主義
- 人を蹴落として上に立つ