己に如かざる者を友とするなかれ
読み方
おのれ に しかざる もの を とも と する なかれ意味
自分より志・徳・学識などの点で劣る人を、親しい友として選ぶべきではないという戒め。交友は人格や成長に大きく影響するので、互いに高め合える相手を選びなさい、という意味で使われる。由来
中国古典『論語』学而篇に見える「無友不如己者」に基づく故事成語。孔子の言葉とされ、孔子は春秋時代末期(紀元前551〜479年)の人物。『論語』は弟子や後学により戦国時代頃(紀元前5〜3世紀頃)に編纂されたと考えられる。備考
現代では差別的・上から目線に響くことがあるため注意。ここでの「如かざる」は人格的に劣る人というより、志や徳を高め合えない相手と解されることが多い。例文
- 大学で遊び仲間に流されそうになったとき、祖父は「己に如かざる者を友とするなかれ」と私を戒めた。
- 己に如かざる者を友とするなかれとはいえ、人を見下すための言葉ではなく、自分を高める交友を選べという教えだ。
- 起業したばかりの彼は、己に如かざる者を友とするなかれの精神で、厳しい助言をくれる先輩経営者と付き合った。
- 受験期には、己に如かざる者を友とするなかれと思い、怠け癖のある仲間とは少し距離を置いた。
- 先生は、友人を肩書きで選ぶなと前置きしたうえで、己に如かざる者を友とするなかれという言葉を紹介した。
類義語
- 交友を慎め
- 善友を選べ
- 朱に交われば赤くなる
- 益者三友
対義語
- 来る者は拒まず
- 分け隔てなく付き合う