川越して宿取れ
読み方
かわごしして やど とれ意味
旅では川を渡ってから宿を取れ、という意から、途中で障害になりそうなことや不安なことは、後回しにせず先に片づけておくべきだという教え。特に、天候や状況の変化で後で困難になる可能性がある事柄は、早めに済ませるのがよいという意味。由来
成立年は不詳。橋の少なかった近世以前の旅、特に江戸時代ごろの交通事情に由来するとされる。川は雨で増水すると渡れなくなり、翌日の予定が大きく狂うため、旅人は宿泊前に川を越えておくのが安全とされた。その実際的な旅の心得から、難事を先に済ませるべきだということわざになった。備考
古風な言い回しで、日常会話ではやや硬い。「川を越して宿を取れ」とも言う。単なる性急さではなく、リスクのある用事を先に済ませる知恵を表す。例文
- 明日は雨らしいから、今日のうちに山道を抜けておこう。川越して宿取れだ。
- 面倒な契約確認を後回しにすると危ない。川越して宿取れで、先に済ませよう。
- 試験前日に慌てないよう、苦手な単元から片づけることにした。まさに川越して宿取れだ。
- 旅行の初日に国境を越えておけば、翌朝の移動が楽になる。川越して宿取れというやつだね。
- トラブルになりそうな顧客対応は、週末前に終わらせておくべきだ。川越して宿取れと言うだろう。
類義語
- 川を越して宿を取れ
- 今日の一針、明日の十針
- 善は急げ
- 転ばぬ先の杖
- 先んずれば人を制す
対義語
- 今日できることを明日に延ばす
- 明日は明日の風が吹く
- 果報は寝て待て