山師は山で果てる
読み方
やまし は やま で はてる意味
山を相手に生きる山師が最後は山で命を落とすように、人は自分の得意分野や本職、または常習的に関わる危険な事柄によって、かえって身を滅ぼすことがあるというたとえ。特に、投機や悪だくみで生きる者が、その同じ手段で破滅する場合にいう。由来
正確な初出年は不明。山で鉱脈を探す鉱山師・山師が、危険な山仕事の中で遭難したり失敗したりすることに由来すると考えられる。江戸時代以降、「山師」が鉱脈探しの人から投機家・詐欺師の意味にも広がり、この句も投機的な生き方への戒めとして用いられるようになった。備考
「山師」には鉱脈を探す人のほか、投機家・詐欺師の意味がある。現代ではやや古風で、相手に直接言うと非難めいて聞こえる。例文
- 一攫千金を狙って投資を繰り返した彼は、結局大損した。まさに山師は山で果てるだ。
- 違法すれすれの商売で儲けていた社長が、同じ手口で訴えられたと聞き、山師は山で果てると思った。
- 詐欺の才覚を誇っていた男が、さらに大きな詐欺話に乗せられて破産した。山師は山で果てるということだ。
- 危ない橋ばかり渡って成功してきた人ほど、最後もその危なさに足をすくわれる。山師は山で果てるものだ。
- 彼は投機で身を立てたが、相場の急落で全財産を失った。山師は山で果てるの典型例だ。
類義語
- 策士策に溺れる
- 泳ぎ上手は川で死ぬ
- 河童の川流れ
- 剣を取る者は剣で滅ぶ
- 因果応報
対義語
- 石橋を叩いて渡る
- 君子危うきに近寄らず
- 転ばぬ先の杖