居候三杯目にはそっと出し
読み方
いそうろう さんばいめ には そっと だし意味
他人の家に世話になって暮らす者は、食事のおかわり一つにも遠慮し、肩身の狭い思いをするということ。転じて、人に頼っている立場では遠慮がちになり、思うように振る舞えないことをいう。由来
正確な成立年は不明。江戸時代後期ごろに広まった「江戸いろはかるた」の句として知られる。居候が飯を三杯目まで食べたくても、迷惑に思われないよう茶碗をそっと差し出す様子から、他人の世話になる者の遠慮深さ・肩身の狭さを表した。備考
「居候」は他人の家に住み食わせてもらう人。現代ではやや古風で、冗談めかして「世話になる側の遠慮」を表すことが多い。例文
- 友人の家に泊めてもらって一週間、まさに居候三杯目にはそっと出しで、冷蔵庫を開けるのも気が引ける。
- 実家に戻ってから生活費を入れていないので、居候三杯目にはそっと出しの気分で、家事だけは率先してやっている。
- 新しい部署ではまだ実績がなく、会議でも居候三杯目にはそっと出しのように控えめに意見を述べた。
- 叔父の家で世話になっていた学生時代は、居候三杯目にはそっと出しで、夜遅く帰ることさえ遠慮したものだ。
- 会社の厚意で寮に入れてもらっている以上、居候三杯目にはそっと出しで、規則にはきちんと従うべきだ。
類義語
- 居候の肩身は狭い
- 肩身が狭い
- 遠慮がちになる
- 食客の身はつらい
対義語
- 遠慮会釈もない
- 厚顔無恥
- 臆面もない
- 図々しい