居候の三杯目
読み方
いそうろう の さんばいめ意味
他人の家に世話になっている者は、何事にも遠慮して肩身の狭い思いをするということ。食事で三杯目のおかわりを求める時でさえ、厚かましく見えないよう気兼ねする様子から、他人に依存する立場の遠慮や気まずさを表す。由来
由来は、他人の家に住み込んで食事まで世話になる「居候」が、飯を三杯目までおかわりする際、遠慮して茶碗をそっと差し出す姿にある。正確な成立年は不明だが、近世から近代にかけての日本の家制度や食卓習慣を背景に広まった表現とされる。備考
やや古風な表現。実際の食事量よりも、世話になる側の遠慮や肩身の狭さをたとえる時に使う。標準形として「居候三杯目にはそっと出し」もよく知られる。例文
- 友人の家に泊めてもらっている間は、まさに居候の三杯目で、冷蔵庫を開けるのもためらわれた。
- 実家に戻って生活費を入れていないので、夕食のおかわりを頼む時は居候の三杯目の気分になる。
- 会社の先輩の紹介で住まわせてもらっている彼は、居候の三杯目とばかりにいつも遠慮がちだ。
- 援助を受けている立場では、居候の三杯目で、強い希望をなかなか言い出せない。
- 無料で会議室を使わせてもらっているので、追加の備品を頼むのは居候の三杯目のようで気が引けた。
類義語
- 居候三杯目にはそっと出し
- 借りてきた猫
- 遠慮がち
- 肩身が狭い
- 身を小さくする
対義語
- 遠慮会釈もない
- 厚かましい
- 図々しい
- 傍若無人