尼の髪の毛に大象をつなぐ
読み方
あま の かみのけ に たいぞう を つなぐ意味
尼は髪を剃っているため、その髪の毛に大きな象をつなぐことはできない。そこから、存在しないものや頼りにならないものを当てにして、大きなことをしようとするたとえ。また、到底実現できない無理なことをいう。由来
仏門に入った尼が剃髪する習慣を前提にしたたとえ。髪のない尼の髪に巨大な象をつなぐという誇張表現から、不可能・無理を意味するようになった。成立年代は不詳だが、近世以前からの俗諺とみられる。備考
非常に古風で使用頻度は低い表現。「象」は「ぞう」より漢語的に「たいぞう」と読むのが一般的。強い誇張を含むため、日常会話では説明を添えるとよい。例文
- 資金も人員もないのに全国展開を急ぐなんて、尼の髪の毛に大象をつなぐようなものだ。
- 証拠が一つもないまま訴訟に勝とうとするのは、尼の髪の毛に大象をつなぐ話だ。
- 彼の口約束だけを頼りに大型事業を始めるとは、尼の髪の毛に大象をつなぐに等しい。
- 壊れた古い機械一台で大量生産をこなそうなんて、尼の髪の毛に大象をつなぐような無理がある。
- 経験のない新人だけでこの難局を乗り切れと言われても、尼の髪の毛に大象をつなぐようで不安だ。
類義語
- 不可能を可能にしようとする
- 無理難題
- 絵に描いた餅
- 木に縁りて魚を求む
- 砂上の楼閣
対義語
- 可能なことに頼る
- 確かなものに基づく