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小利を見れば大事成らず

読み方

しょうり を みれば だいじ ならず

意味

目先のわずかな利益や小さな得を追いかけていると、長期的に重要な仕事や大きな目的を成し遂げることはできない、という戒め。小さな利害に心を奪われず、大局を見て判断せよという意味。

由来

中国の古典『論語』子路篇の「無欲速、無見小利。欲速則不達、見小利則大事不成」に由来する故事成語。『論語』は孔子の言行を弟子たちがまとめた書で、成立は戦国時代ごろ、紀元前5〜前3世紀頃とされる。

備考

「小利」は小さな利益、「大事」は重要な事業や大きな目的。日常会話よりも訓戒・経営・政治など改まった文脈で使われやすい。

例文

  • 短期の売上だけを追って品質を落とせば、小利を見れば大事成らずで、ブランドの信用を失う。
  • 研究開発費を削って今期の利益を少し増やしても、小利を見れば大事成らずという結果になりかねない。
  • 目先の割引に飛びついて必要のない物まで買うのは、小利を見れば大事成らずだ。
  • 部長は新規事業への投資をためらう役員たちに、小利を見れば大事成らずと説いた。
  • 人材育成を後回しにして人件費を節約しても、小利を見れば大事成らずで、将来の成長力が弱まる。

類義語

  • 小利大損
  • 小利を貪れば大利を失う
  • 目先の利益にとらわれるな
  • 小を捨てて大に就く
  • 欲速則不達

対義語

  • 塵も積もれば山となる
  • 小を積んで大を成す

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