寺の隣にも鬼が住む
読み方
てら の となり にも おに が すむ意味
寺のそばという清浄で慈悲深い場所の近くであっても、鬼のような悪人や薄情な人はいるという意味。よい環境や立派な人の近くにいるからといって、その人まで善良とは限らない、また悪人はどこにでもいるという戒め。由来
成立時期・初出は不明。仏教寺院は慈悲や善行の象徴であり、鬼は悪や非情さの象徴である。その寺の隣にさえ鬼が住むという強い対比から、場所や周囲の評判だけで人柄を判断してはならないという教訓を表した民間のことわざ。備考
人や場所を外見・評判だけで判断しないよう戒める表現。やや古風で、日常会話より文章や教訓的な文脈で使われやすい。例文
- あの人は名家の出だから信用できると思ったが、寺の隣にも鬼が住むというから、契約内容はきちんと確認しよう。
- 福祉施設の近くに住んでいるからといって親切な人ばかりではない。寺の隣にも鬼が住むものだ。
- 有名大学の教授だから人格者だと決めつけてはいけない。寺の隣にも鬼が住むという例もある。
- 地域で評判のよい会社の隣にある店なのに、対応はひどかった。まさに寺の隣にも鬼が住むだ。
- 彼女は穏やかな町に引っ越したが、隣人トラブルに悩まされた。寺の隣にも鬼が住むとはこのことだ。
類義語
- 所変われば品変わる
- 善人の隣にも悪人あり
- 油断大敵
- 人は見かけによらぬもの
対義語
- 朱に交われば赤くなる
- 近くて見ればよく染まる