寡は衆に敵せず
読み方
か は しゅう に てきせず意味
人数や勢力の少ない側は、多数の側にはかなわないという意味。個々の力や意気込みだけでは、圧倒的な数の差を覆すのが難しいことをいう。戦いや競争、議論、組織間の力関係などに使われる。由来
中国戦国時代の思想書『孟子』梁恵王上に見える「寡固不可以敵衆、弱固不可以敵強(寡はもとより衆に敵すべからず、弱は強に敵すべからず)」に由来するとされる。成立は紀元前4〜3世紀ごろ。日本では漢文訓読を通じてことわざとして定着した。備考
やや硬い表現で、日常会話では「多勢に無勢」のほうが一般的。単なる人数だけでなく、資金力・票数・組織力などの差にも用いる。例文
- 味方は三人だけで、相手は二十人もいる。寡は衆に敵せず、今回は退いたほうがいい。
- 小さな商店が大手チェーンと同じ価格競争をしても、寡は衆に敵せずで苦戦は避けられない。
- 委員会で反対したのは私たちだけだったので、寡は衆に敵せず、案はそのまま通ってしまった。
- 少人数のチームで巨大プロジェクトを抱え込むのは、寡は衆に敵せずというものだ。協力者を増やそう。
- 彼らは勇敢に戦ったが、敵軍の数があまりにも多く、寡は衆に敵せず敗北した。
類義語
- 多勢に無勢
- 衆寡敵せず
- 寡不敵衆
- 弱は強に敵せず
対義語
- 一騎当千
- 少数精鋭
- 寡をもって衆を制す