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寒の雨は貧乏の薬

読み方

かん の あめ は びんぼう の くすり

意味

一年で最も寒い「寒」の時期に雨が降るのは、雪にならないほど気温が高いしるしで、暖房や衣服にお金をかけられない貧しい人にとっては寒さをしのぎやすく助けになる、という意味。転じて、厳しい時期の小さな恵みをいう。

由来

正確な初出年・成立年代は不明。二十四節気の小寒から節分前までの「寒」の時期に、雨は雪より暖かい天候を示すことから、燃料や防寒具に乏しい庶民にはありがたいものだとする生活感覚に基づく天候ことわざ。江戸時代以前からの民間伝承と考えられるが、確定資料はない。

備考

「寒」は小寒から節分前までの寒中を指す。現代では日常会話での使用頻度は低く、季節・気象に関する昔ながらのことわざとして用いられる。

例文

  • 今日は大寒だというのに雨で少し暖かい。まさに寒の雨は貧乏の薬だね。
  • 灯油代が高い今年は、寒の雨は貧乏の薬という言葉が身にしみる。
  • 雪なら交通も乱れたが、雨で済んで助かった。寒の雨は貧乏の薬とはよく言ったものだ。
  • 祖母は、寒中に雨が降ると「寒の雨は貧乏の薬」と言って、少しほっとした顔をした。
  • 厳しい冬でも、雨の日だけは寒さがゆるむ。寒の雨は貧乏の薬という昔の知恵だ。

類義語

  • 寒雨は貧乏の薬
  • 寒の雨は貧乏人の薬

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