家に女房なきは火のない炉の如し
読み方
いえ に にょうぼう なき は ひ の ない ろ の ごとし意味
家に妻がいないと、火の入っていない炉のように温かみや活気がなく、家庭として成り立ちにくいという意味。妻の存在が家庭の中心であり、家の雰囲気や生活を支える大切な役割を持つことをたとえる。由来
正確な初出や成立年代は不詳。西洋の格言「A house without a wife is like a hearth without fire(妻のいない家は火のない炉のようなもの)」に相当する表現として、近代以降、明治〜大正期のことわざ集・格言集に収められ、日本語のことわざとして流通したと考えられる。備考
伝統的な性別役割観を含むため、現代では文脈に注意。妻の価値をたたえる表現だが、家事を女性に限定する響きもある。例文
- 母が入院してから家の中が急に寂しくなり、家に女房なきは火のない炉の如しとはよく言ったものだと思った。
- 彼は単身赴任先で毎日外食ばかりになり、家に女房なきは火のない炉の如しだと友人にこぼした。
- 祖父は祖母を亡くしてから、家に女房なきは火のない炉の如しだと口癖のように言っている。
- 父は家事も育児も母に任せきりだったので、母が旅行に出ると家に女房なきは火のない炉の如しの状態になった。
- 昔のことわざに家に女房なきは火のない炉の如しというが、現代では家庭を支える役割は夫婦で分担するべきだ。
類義語
- 家に女房なきは火のない炉のごとし
- 妻は家の宝
- 女房は家の大黒柱
- 女房は台所からもらえ
対義語
- 亭主健在なら家は安泰
- 内助の功