学者の不身持ち
読み方
がくしゃ の ふみもち意味
学問や道理をよく知っているはずの学者が、自分の身の処し方や生活態度はだらしないこと。転じて、知識や専門性はあっても、それを自分の行動に生かせず、言っていることと実行が伴わない人を皮肉っていう言葉。由来
正確な成立年は不明。近世以降、とくに儒学や学問が重んじられた江戸時代ごろから、学問上は道徳を説く学者でも私生活や身持ちが悪い場合があるという風刺として用いられたと考えられる。「医者の不養生」「坊主の不信心」と同類のたとえ。備考
やや古風で皮肉を含む表現。「不身持ち」は品行が悪いことをいうため、相手に直接使うと失礼になりやすい。例文
- 倫理学の先生が約束を平気で破るとは、まさに学者の不身持ちだ。
- 彼は健康について論文を書いているのに昼夜逆転の生活をしていて、学者の不身持ちと言われても仕方がない。
- 人に礼儀を説く研究者が会議で無礼な態度を取れば、学者の不身持ちと笑われる。
- 知識が豊富でも実生活でそれを守れないなら、学者の不身持ちになってしまう。
- 環境問題の専門家なのに資源を無駄遣いしていると聞き、周囲は学者の不身持ちだとあきれた。
類義語
- 医者の不養生
- 紺屋の白袴
- 坊主の不信心
- 儒者の不身持ち
- 論語読みの論語知らず
- 看板に偽りあり
対義語
- 言行一致
- 知行合一
- 身をもって示す
- 有言実行