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子供叱るな来た道じゃ年寄り笑うな行く道じゃ

読み方

こども を しかるな きた みち じゃ としより を わらうな ゆく みち じゃ

意味

子供の未熟さをむやみに責めてはいけない。それは自分もかつて通ってきた道だからであり、また年寄りの衰えや失敗を笑ってはいけない。それは自分も将来通る道だからである、という戒め。相手の立場を想像し、思いやりを持てという意味。

由来

民間で伝承されてきた教訓的な言い回しで、正確な成立年や作者は不明。近世以降の庶民道徳や仏教的な無常観・慈悲の考えと結びついて広まったと考えられる。「子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの」などの形でも伝わる。

備考

「叱るな」はしつけを否定する意味ではなく、未熟さを見下して厳しく責めるなという戒め。「じゃ」は古風・方言的な響きがある。

例文

  • 子供叱るな来た道じゃ年寄り笑うな行く道じゃと言うし、少しの失敗で子どもを頭ごなしに責めるのはやめよう。
  • 祖母の物忘れをからかった弟に、母は「子供叱るな来た道じゃ年寄り笑うな行く道じゃ」と静かに諭した。
  • 新人のミスを見て腹が立ったが、子供叱るな来た道じゃ年寄り笑うな行く道じゃと思い出し、丁寧に教えることにした。
  • 電車で動作の遅い高齢者にいら立つ人を見ると、子供叱るな来た道じゃ年寄り笑うな行く道じゃという言葉を思い出す。
  • 地域の集まりで、先生は子供叱るな来た道じゃ年寄り笑うな行く道じゃを引き合いに出し、世代間の思いやりを説いた。

類義語

  • 我が身をつねって人の痛さを知れ
  • 人の振り見て我が振り直せ
  • 明日は我が身
  • 老少不定

対義語

  • 老いを笑う
  • 弱者をあざける

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