子を見ること親に如かず
読み方
こ を みる こと おや に しかず意味
子どもの性質・能力・考え方などを見抜くうえでは、日ごろから深く関わっている親にかなう者はいない、という意味。子どもの長所や欠点、適性を最もよく知っているのは親だ、という文脈で使われる。由来
中国古典の成句「知子莫若父(子を知るは父に若くは莫し)」に由来するとされる。「臣を知るは君に若くは莫く、子を知るは父に若くは莫し」という形で『管子』大匡篇などに見える。『管子』は戦国時代から前漢期ごろ(紀元前4〜2世紀ごろ)に成立・編纂されたとされるが、日本で現在の形「子を見ること親に如かず」として定着した時期は不詳。備考
古風で文章語的な表現。「如かず」は「及ばない」の意。現代会話では「親が一番よく分かっている」と言い換えることが多い。例文
- 先生は進路に迷う生徒を見て、「子を見ること親に如かずだから、家でもよく話し合ってみなさい」と助言した。
- 面接では緊張していたが、母は彼の本当の実力を知っていて、子を見ること親に如かずだと思った。
- 周囲は無理だと言ったが、父だけは娘の粘り強さを信じていた。まさに子を見ること親に如かずである。
- 子どもの小さな変化に最初に気づいたのは母親だった。子を見ること親に如かずとはよく言ったものだ。
- コーチは才能を評価したが、生活面の弱さまで見抜いていたのは両親だった。子を見ること親に如かずということだろう。
類義語
- 子を知ること父に若くはなし
- 知子莫若父
- 親ほど子を知る者はない
対義語
- 親の欲目
- 親馬鹿
- 灯台下暗し