子と餅は焼くほどよい
読み方
こ と もち は やく ほど よい意味
子どもは、親や周囲がよく気を配り、手間をかけて世話をするほどよく育つというたとえ。餅はよく焼くほどおいしくなることにかけて、「焼く」を「世話を焼く」の意味にも用いた言葉。愛情と注意深い養育の大切さをいう。由来
成立年代は不詳。餅を火で焼く日常の習慣と、「世話を焼く」という日本語の言い回しを結びつけた生活訓で、近世以降の民間のことわざとして伝わったと考えられる。江戸時代ごろには、家庭内の教訓として用いられていた可能性が高いが、明確な初出年は確認されていない。備考
「焼く」は餅を焼くことと「世話を焼く」の掛詞。現代では、過干渉を勧める意味ではなく、愛情ある世話や見守りの大切さとして使うのが自然。例文
- 祖母は「子と餅は焼くほどよい」と言って、孫の宿題を毎日見ている。
- 子育ては放っておけばいいというものではなく、子と餅は焼くほどよいという面もある。
- 新人教育にも通じる話で、子と餅は焼くほどよいと考えて丁寧に指導している。
- 父は口うるさいと思われても、子と餅は焼くほどよいと信じて息子に声をかけ続けた。
- 子と餅は焼くほどよいとはいえ、何でも先回りしてやるのは過保護になりかねない。
類義語
- 手塩にかける
- 子は手をかけて育てよ
- 手をかけた子はよく育つ
- 可愛がればよく育つ
対義語
- 過保護は子のためならず
- 可愛い子には旅をさせよ