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好事門を出でず

読み方

こうじ もんを いでず

意味

よい行いやめでたい出来事は、なかなか世間に伝わらないという意味。多くは「悪事千里を行く」と対にして、よい評判より悪い評判のほうが広まりやすいことをいう。

由来

中国の俗諺「好事不出門、悪事行千里」に由来する。五代から北宋期、10世紀ごろの筆記集『北夢瑣言』などに見える表現が漢文訓読で日本に入り、「好事門を出でず、悪事千里を行く」として定着した。正確な成立年は不詳。

備考

単独でも使えるが、後半の「悪事千里を行く」と対句で用いるのが一般的。「好事」は「好きなこと」ではなく、よい出来事・善行の意味。

例文

  • 彼の地道な寄付活動は誰にも知られていない。まさに好事門を出でずだ。
  • 会社の不祥事はすぐ報道されたが、長年の社会貢献は話題にならない。好事門を出でずというものだ。
  • 優勝よりも一度の失言ばかり注目されるのを見ると、好事門を出でず、悪事千里を行くと感じる。
  • 祖母は近所の人を何度も助けているのに、本人が話さないので好事門を出でずのままだ。
  • 新製品の成功は静かに受け止められたが、小さな不具合は一気に広まった。好事門を出でずとはよく言ったものだ。

類義語

  • 好事門を出でず、悪事千里を行く
  • 善事門を出でず
  • 悪事千里を走る

対義語

  • 悪事千里を行く
  • 人の噂も七十五日

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