好きな物に祟りなし
読み方
すきな もの に たたり なし意味
好きな食べ物や物事は、自分に合っているため害になりにくい、また好きでしていることなら多少の苦労や無理も苦にならないということ。多くは、好物を食べたり趣味に熱中したりすることを正当化して言う。由来
「祟り」は神仏・霊などによって受ける災いの意。好物は体に障らないという民間の言い回しから、好きなことなら害にならず苦にもならないという意味へ広がった。成立時期・初出は不詳。近世、江戸時代以降の俗諺とされるが確証はない。備考
健康上の害が本当にないという意味ではない。現代では、好物や趣味への熱中を軽く弁解する場面で使われやすい。例文
- 父は甘い物を食べ過ぎるたびに、「好きな物に祟りなし」と言って笑っている。
- 徹夜で模型を作っても本人は楽しそうで、まさに好きな物に祟りなしだ。
- 医者に止められているのに、祖母は「好きな物に祟りなし」と漬物を少しだけ食べた。
- 休日を全部サッカー観戦に使うなんて疲れないのかと思ったが、彼にとっては好きな物に祟りなしらしい。
- 好きな物に祟りなしとは言うが、いくら好物でも食べ過ぎには注意したほうがいい。
類義語
- 好きこそ物の上手なれ
- 道楽は身を助ける
- 好きな道には苦労を厭わぬ
対義語
- 過ぎたるは及ばざるが如し
- 薬も過ぎれば毒となる
- 好きな物ほど身に毒