女房は灰小屋から貰え
読み方
にょうぼう は はいごや から もらえ意味
妻を迎えるなら、裕福で格式の高い家よりも、貧しく質素な家の女性のほうがよい、という古い考えを表すことわざ。苦労を知り、倹約や働きに慣れていて、嫁ぎ先になじみやすいとする意味だが、現代では身分差別的・性別役割的な価値観を含む表現である。由来
正確な成立年は不詳。近世、特に江戸時代ごろから広まった庶民的な婚姻観に基づく俚諺とされる。「灰小屋」は灰をためておく粗末な小屋で、非常に貧しい家や身分の低い家のたとえとして用いられた。そこから、妻は裕福な家より質素な家から迎えるのがよい、という意味になった。備考
現代の日常会話で用いると、女性や貧しい家庭を見下す表現と受け取られやすい。歴史的なことわざとして説明・引用する場合に限るのが無難。例文
- 祖父は昔気質で、「女房は灰小屋から貰え」とよく言っていたが、今の感覚では古い考え方だ。
- このことわざは、質素に育った女性を理想化する意味で「女房は灰小屋から貰え」と言ったものだ。
- 講義では、江戸時代の婚姻観を示す例として「女房は灰小屋から貰え」が紹介された。
- 彼は冗談のつもりで「女房は灰小屋から貰え」と言ったが、周囲には差別的だと受け取られた。
- 「女房は灰小屋から貰え」という言葉からは、昔の家制度や男女観がよく見えてくる。
類義語
- 嫁は下から貰え
- 女房は下から貰え
- 嫁は灰小屋から貰え