女は己を悦ぶ者のために容づくる
読み方
おんな は おのれ を よろこぶ もの の ため に かたちづくる意味
女性は、自分を愛し認めてくれる人のために身なりを整え、美しく見せようとするものだという意味。広くは、人は自分を大切にしてくれる相手に応えたいと思い、その相手のために努力する、というたとえにも用いられる。由来
中国の古典に由来する故事成語。『史記』刺客列伝、また『戦国策』趙策に見える「士為知己者死、女為説己者容」(士は己を知る者のために死し、女は己を説ぶ者のために容づくる)が出典。『史記』は前漢の司馬遷により紀元前1世紀ごろ成立したとされる。備考
「容づくる」は身なりを整える・化粧する意。古風で漢文訓読調の表現。現代では性別役割意識を含むため、使用場面には配慮が必要。例文
- 「女は己を悦ぶ者のために容づくる」とはいうが、彼女は彼に会う日だけ、いつもより丁寧に髪を整えていた。
- 自分を本当に評価してくれる上司のためなら頑張れるという彼の姿を見て、「女は己を悦ぶ者のために容づくる」に通じるものを感じた。
- 母は古い言い回しとして、「女は己を悦ぶ者のために容づくる」という言葉を教えてくれた。
- 彼女が急におしゃれに気を使い始めたので、友人たちは「女は己を悦ぶ者のために容づくる、だね」と笑った。
- このことわざは恋愛だけでなく、人が理解者や支援者のために自分を磨く心理を表すときにも使える。
類義語
- 女は己を説ぶ者のために容づくる
- 女は悦己者のために容づくる
- 女は己を愛する者のために容づくる