女の知恵は後へ回る
読み方
おんな の ちえ は あと へ まわる意味
物事が終わったあとになって、ようやく考えや知恵が浮かぶという意味。特に女性を引き合いに出して「判断や思案が遅い」とする古い言い方だが、現代では性別への偏見を含む差別的な表現として受け取られやすい。由来
正確な初出年は不詳。近世、少なくとも江戸時代ごろに広まった俗諺と考えられる。「後へ回る」は、知恵や思案が必要な時に出ず、事が済んでから遅れて出てくることをいう。女性を劣ったものと見る当時の家父長的な価値観を背景にした表現である。備考
女性差別的な古いことわざ。学習・引用・歴史説明以外での使用は避けるのが無難。人に向けて使うと侮辱になりやすい。例文
- 祖母は昔の人なので、失敗後に案を出すと「女の知恵は後へ回る」と言ったものだ。
- 会議が終わってから名案を思いつき、彼は自嘲して「まるで女の知恵は後へ回るだな」とつぶやいた。
- 「女の知恵は後へ回る」ということわざは、今の職場で使えば差別的だと受け取られる。
- 先生は、後知恵を表す古い例として「女の知恵は後へ回る」を紹介し、その問題点も説明した。
- 計画段階で気づけず、事故の後で対策を考えるのでは「女の知恵は後へ回る」と同じだが、この表現自体は慎重に扱うべきだ。
類義語
- 後知恵
- 下衆の後知恵
- 下衆の後思案
- 後の祭り
対義語
- 先見の明
- 転ばぬ先の杖
- 備えあれば憂いなし
- 用意周到