天災は忘れた頃にやってくる
読み方
てんさい は わすれた ころ に やってくる意味
地震・台風・津波などの自然災害は、人々が過去の被害を忘れて油断し、防災への意識や備えが薄れた頃に再び起こりやすい、という戒め。災害の記憶を風化させず、日頃から備える大切さを説く言葉。由来
物理学者・随筆家の寺田寅彦(1878〜1935)の警句として広く知られる。関東大震災後の随筆などに見られる防災思想を要約した言葉とされるが、寺田の著作中にこの形でそのまま出るかは定説がなく、正確な初出年は不明。昭和初期ごろから寺田の言葉として流布したと考えられる。備考
古い民間伝承というより近代の警句。防災教育や震災報道でよく使われる。「天災は忘れた頃に来る」とも言う。例文
- 大きな地震から十年たち、避難訓練への参加者が減っている。天災は忘れた頃にやってくるのだから、油断してはいけない。
- 非常用持ち出し袋の中身を点検した。天災は忘れた頃にやってくるというし、備えは定期的に見直したい。
- 去年は台風の被害が少なかったが、天災は忘れた頃にやってくる。排水溝の掃除だけは早めにしておこう。
- 祖母は震災の経験を語るたびに、天災は忘れた頃にやってくるから記憶を伝えることが大事だと言う。
- 会社では、天災は忘れた頃にやってくるとの考えから、年に一度だけでなく四半期ごとに防災訓練を行っている。
類義語
- 災害は忘れた頃にやって来る
- 油断大敵
- 喉元過ぎれば熱さを忘れる
- 治に居て乱を忘れず
対義語
- 備えあれば憂いなし
- 転ばぬ先の杖