天下は回り持ち
読み方
てんか は まわりもち意味
権力・地位・富・幸運などは、いつまでも同じ人や集団のものではなく、時勢によって次々に移り変わるという意味。今栄えている者も衰えることがあり、逆に不遇な者にも機会が巡ってくる、という世の移ろいやすさを表す。由来
「天下」はもとは天の下の全世界、転じて国家の支配権や世の中の勢力を指す語。「回り持ち」は順番に持つこと。政権や勢力が氏族・武家・政党などの間で移っていく歴史的実感から生まれた表現と考えられる。成立時期は未詳だが、近世以降の用例が見られる。備考
歴史・政治・企業競争など、勢力の交替を述べる場面で使う。慰めにも戒めにもなる表現で、やや古風・教訓的な響きがある。例文
- かつて業界一位だった会社が苦戦しているのを見ると、天下は回り持ちだと感じる。
- 今は彼のチームが圧倒的に強いが、天下は回り持ちだから油断してはいけない。
- 長く冷遇されていた部署にも大きな予算がついた。まさに天下は回り持ちだ。
- 選挙のたびに勢力図が変わるのを見ると、政治の世界では天下は回り持ちだと思う。
- 失敗が続いても落ち込みすぎるな。天下は回り持ちで、いずれ好機が巡ってくる。
類義語
- 盛者必衰
- 栄枯盛衰
- 驕れる者久しからず
- 有為転変
- 浮世は回り持ち
対義語
- 永久不変
- 万世不易
- 一強支配