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大魚は小池に棲まず

読み方

たいぎょ は しょうち に すまず

意味

大きな魚は小さな池にはすめないように、すぐれた才能や大きな器を持つ人は、狭い環境や小さな組織、つまらない仕事には収まりきらないというたとえ。人物の力量に見合った広い舞台や大きな機会が必要だという意味で使う。

由来

中国の成句「大魚不居小池」に基づくとされるが、正確な初出や成立年代は不詳。日本では漢文訓読調のことわざとして受け入れられ、「大魚」を大人物・大才、「小池」を狭い環境の比喩として用いるようになった。

備考

才能ある人を称える文脈で使うことが多い一方、現在の職場や地域を「小池」と見なすため、相手や場面によっては失礼に響くことがある。

例文

  • 彼ほどの才能がこの小さな部署に埋もれているのは惜しい。まさに大魚は小池に棲まずだ。
  • 新人の彼女は入社一年で海外プロジェクトを任された。大魚は小池に棲まずというが、早くも広い舞台へ出ていった。
  • この町工場で経験を積んだ後、彼は世界的な企業へ移った。周囲は大魚は小池に棲まずと納得した。
  • あの監督の構想力は地方大会だけでは収まらない。大魚は小池に棲まず、全国で勝負すべきだ。
  • 優秀な人材を単調な作業だけに縛りつけていては辞めてしまう。大魚は小池に棲まずということを経営者は理解すべきだ。

類義語

  • 呑舟の魚は支流に游がず
  • 大器は小用に堪えず
  • 大才は小用に適せず

対義語

  • 鶏口となるも牛後となるなかれ
  • 鶏口牛後

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