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大行は細謹を顧みず

読み方

たいこう は さいきん を かえりみず

意味

大きな事業や重要な目的を成し遂げようとする者は、細かな礼儀作法や小さな配慮、些細な失敗にとらわれないという意味。大局を優先し、小事に拘泥しない姿勢を表す。

由来

中国前漢の歴史家・司馬遷が紀元前91年ごろに完成させたとされる『史記』「項羽本紀」に見える「大行不顧細謹、大礼不辞小譲」に由来する。鴻門の会で樊噲が劉邦を弁護する文脈で、大事を行う者は小さな作法にこだわらない、と述べた言葉。日本には漢文訓読を通じて伝わった。

備考

格式ある文章やスピーチで使われやすい漢語的表現。小さな礼儀や配慮を無視してよいという免罪符ではなく、大局を優先する場面で用いる。

例文

  • 新制度の導入では多少の混乱もあったが、大行は細謹を顧みずで、まず全体の改革を進めることにした。
  • 社長は細かな体裁よりも事業の存続を優先し、大行は細謹を顧みずとばかりに大胆な決断を下した。
  • 歴史上の英雄には、大行は細謹を顧みずという言葉どおり、小さな批判を恐れずに道を切り開いた人物が多い。
  • 発表資料の細部はまだ直せる。今は大行は細謹を顧みずで、交渉の大枠をまとめることが先だ。
  • 彼のやり方は粗いところもあるが、大行は細謹を顧みずと言うように、大目標を達成する力は確かだ。

類義語

  • 大事を成す者は小事に拘らず
  • 大礼は小譲を辞せず
  • 大事の前の小事
  • 小節にこだわらない

対義語

  • 蟻の穴から堤も崩れる
  • 細部に神は宿る
  • 小事は大事

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