大男の見掛け倒し
読み方
おおおとこ の みかけだおし意味
体が大きく一見強そう・立派そうに見える人が、実際には期待したほど役に立たない、力や能力がないこと。外見の迫力と中身・実力が釣り合わないことを、ややからかい気味にいう表現。由来
正確な成立時期は不詳。「見掛け倒し」は、外から見た印象だけが立派で実質が伴わないことをいう語で、これを大柄な人に当てはめた俗諺。江戸時代以降に広まったとみられ、「独活の大木」「大男総身に知恵が回りかね」と同系統の表現。備考
人の体格や能力をからかう表現なので、本人に直接使うと失礼になりやすい。現代では差別的・侮蔑的に響く場合もあるため注意。例文
- 彼は身長が二メートル近いのに、重い荷物を少し運んだだけで音を上げてしまい、まさに大男の見掛け倒しだった。
- 強そうな新入部員だと思って期待していたが、練習試合では動きが鈍く、大男の見掛け倒しと言われてしまった。
- あの警備員は体格こそ立派だが、いざという時に何もできず、大男の見掛け倒しだと陰で噂されている。
- 見た目だけで相手を判断してはいけない。大男の見掛け倒しということもあれば、小柄でも実力者はいる。
- 父は冗談めかして、筋肉ばかり自慢して家の手伝いをしない兄を『大男の見掛け倒しだな』と笑った。
類義語
- 独活の大木
- 大男総身に知恵が回りかね
- 見掛け倒し
- 張り子の虎
- 看板倒れ
対義語
- 山椒は小粒でもぴりりと辛い
- 小さくとも針は呑まれぬ