大根役者に当たりなし
読み方
だいこんやくしゃ に あたり なし意味
演技の下手な役者は、観客に受ける「当たり役」や成功に恵まれないという意味。転じて、実力や技量が乏しい人はよい評価や成果を得にくい、というたとえにも使われる。「当たり」は人気・成功と、食あたりの掛詞。由来
由来の正確な成立年は不明だが、江戸時代後期(18〜19世紀ごろ)の歌舞伎・芝居文化の中で広まったとされる。「大根」は食べても食あたりしにくい野菜であることから、「当たらない」と、役者が人気を得る・当たり役を得ることを掛けた洒落に基づく。備考
人を直接けなす強い表現なので注意。現代では単に「大根役者」と言うことが多く、ことわざとしてはやや古風・洒落的な言い回し。例文
- 主演に抜擢されたものの台詞回しがぎこちなく、まさに大根役者に当たりなしだと思われてしまった。
- 話題性だけでキャスティングしても、大根役者に当たりなしで、舞台の評判は上がらなかった。
- 彼は努力を重ねて、昔のように大根役者に当たりなしと言われない俳優になった。
- 演技の基本を学ばずに人気だけを頼りにしていては、大根役者に当たりなしという結果になりかねない。
- あの新人はまだ感情表現が硬く、観客からは大根役者に当たりなしと厳しく評された。
類義語
- 大根役者
- 三文役者
- へぼ役者
- 下手な役者
- 芸のない役者
対義語
- 千両役者
- 名優
- 名役者
- 芸達者