大山鳴動して鼠一匹
読み方
たいざん めいどうして ねずみ いっぴき意味
前触れや騒ぎばかりが非常に大きいのに、実際に起こったことや得られた結果はごく小さい、取るに足りないという意味。大げさな宣伝・議論・予告のわりに成果が乏しい場合に使う。由来
古代ローマの詩人ホラティウスの『詩論』にあるラテン語句「山々が産気づき、滑稽な鼠が一匹生まれる」に由来するとされる(紀元前20年ごろ)。日本では明治期以降、西洋のことわざの訳として広まったと考えられるが、日本語表現としての正確な初出年は不詳。備考
「大山」は「おおやま」ではなく「たいざん」と読む。やや硬い表現で、報道・評論・ビジネス文脈でも使われる。人の努力を冷笑する響きがあるため注意。例文
- あれほど大々的に発表を予告していたのに、出てきた新機能は色の変更だけで、まさに大山鳴動して鼠一匹だった。
- 社内を巻き込んだ調査の結果、原因は単なる入力ミスと分かり、大山鳴動して鼠一匹に終わった。
- 選挙前は大改革を掲げていたが、実際の政策は小幅な修正だけで、大山鳴動して鼠一匹という印象だ。
- 何週間も会議を重ねたわりに決まったのは次回の日程だけで、大山鳴動して鼠一匹だと皆が苦笑した。
- 大型台風になると警戒していたが、進路がそれて雨もほとんど降らず、大山鳴動して鼠一匹だった。
類義語
- 大騒ぎして結果はわずか
- 空騒ぎ
- 拍子抜け
- 羊頭狗肉
- 看板倒れ
- 竜頭蛇尾
対義語
- 案ずるより産むが易し
- 蓋を開ければ大成功
- 小さく産んで大きく育てる