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大事の前の小事

読み方

だいじ の まえ の しょうじ

意味

重大な事を目前にしているときは、ささいな用事や余計な行動に関わらず、本来の目的に集中すべきだという意味。小さなことが大事の妨げになったり、不要な失敗や疲労を招いたりするのを避ける教えとして使われる。

由来

「大事」は重要な事柄・重大な仕事、「小事」は取るに足りない些事を指し、重大な事の直前には小さな事に関わらないほうがよい、という経験則から生まれた表現。正確な初出年は不明。成立時期も確定できないが、近世以降の日本語のことわざ・慣用句として定着したと考えられる。

備考

試験・試合・商談など重要な予定の前に使われる。些事を軽んじるというより、優先順位を誤らず、不要な危険や消耗を避けるニュアンスが強い。

例文

  • 明日は入学試験なのだから、夜更かしして部屋の模様替えをするのはやめなさい。大事の前の小事だよ。
  • 決勝戦の前日に友人の引っ越しを手伝うつもりだったが、監督に大事の前の小事だから体を休めろと言われた。
  • 明日の商談が会社の命運を左右する。細かい社内のもめ事は後回しにしよう。大事の前の小事だ。
  • 旅行の荷造りで細部にこだわりすぎて徹夜するくらいなら、大事の前の小事と考えて早く寝たほうがいい。
  • 手術を控えているのだから、今は無理に雑用を片づけなくていい。大事の前の小事で、体調管理を最優先にしよう。

類義語

  • 小を捨てて大に就く
  • 大の虫を生かして小の虫を殺す
  • 君子危うきに近寄らず
  • 触らぬ神に祟りなし

対義語

  • 蟻の穴から堤も崩れる
  • 千里の堤も蟻の穴から
  • 小事は大事
  • 小事が大事を生む

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