夏の風邪は犬もひかぬ
読み方
なつ の かぜ は いぬ も ひかぬ意味
夏に風邪をひくのは、犬でさえしないような愚かなことだ、という意味。転じて、夏風邪をひいた人をからかったり、自分の不注意を自嘲したりする言い方。医学的な事実ではなく、油断や不摂生を戒める俗信的なことわざ。由来
正確な成立年は不明。江戸時代以降の庶民生活の中で、夏は冬に比べて風邪をひきにくいという感覚から生まれた俗諺とされる。犬でさえひかない夏の風邪を人がひくのは不注意・愚かさの表れだ、という発想による。備考
人を「馬鹿」とからかう含みがあるため、目上の人や病人に直接言うのは不適切。現代では冷房などで夏風邪も珍しくない。例文
- 冷房をつけっぱなしで寝たら体調を崩した。まさに「夏の風邪は犬もひかぬ」だね。
- 海で遊びすぎて熱を出すなんて、夏の風邪は犬もひかぬと言われても仕方がない。
- 祖母は、八月に咳をしている私に「夏の風邪は犬もひかぬ」と笑った。
- 夏の風邪は犬もひかぬというが、最近は冷房や温度差で体調を崩す人も多い。
- 試験前なのに夜更かしして夏風邪をひいたので、友人に「夏の風邪は犬もひかぬ」とからかわれた。
類義語
- 夏風邪は馬鹿がひく
- 夏風邪は馬鹿に限る