埋もれ木に花が咲く
読み方
うもれぎ に はな が さく意味
世に知られず不遇なまま埋もれていた人や物事が、思いがけない機会を得て急に世に出たり、再び栄えたりすることのたとえ。評価されなかった才能が晩年や後になって認められる場合にもいう。由来
「埋もれ木」は土中や世間に埋もれて目立たない木のこと。本来、埋もれた木に花が咲くはずがないのに花が咲くという意外な情景から、不遇なものが栄えるたとえになった。正確な初出・成立年は不詳だが、近世以降の俚諺・譬喩表現として定着したと考えられる。備考
やや古風で文語的な響きがある。人の才能や事業が後に認められる肯定的な文脈で使うことが多く、自分に使うと少し大げさに聞こえる場合がある。例文
- 長年無名だった画家の作品が海外で高く評価され、まさに埋もれ木に花が咲く思いだ。
- 地方の小さな研究所で続けていた研究がノーベル賞候補になり、埋もれ木に花が咲いた。
- 彼女は五十歳を過ぎてから小説家として注目され、埋もれ木に花が咲くような人生を歩んだ。
- 倒産寸前だった老舗の技術が新製品に生かされ、埋もれ木に花が咲いた形になった。
- 若いころは評価されなかった師匠の芸が、今になって見直されるとは、埋もれ木に花が咲くとはこのことだ。
類義語
- 枯れ木に花が咲く
- 老い木に花が咲く
- 大器晩成
- 遅咲き
対義語
- 枯れ木に花は咲かぬ
- 芽が出ない