垢で死んだ者はない
読み方
あか で しんだ もの は ない意味
少しくらい体や身の回りが汚れていても、それが直接の原因で死ぬことはない、という意味。清潔に神経質になりすぎる必要はないという文脈で使うが、風呂嫌い・掃除嫌い・だらしない人の開き直りや言い訳として、またはそれをからかって言うことも多い。由来
作者や正確な初出年は不明。近世以降、入浴・洗濯・掃除など日常の清潔習慣をめぐる庶民の言い回しとして広まったと考えられる。少量の垢や汚れは直ちに命に関わらないという経験則を、やや大げさに表したことば。備考
本気の衛生軽視ではなく、冗談・開き直りとして使われやすい。医療・食品衛生など清潔が重要な場面でそのまま使うと不適切に聞こえる。例文
- 山登りで三日も風呂に入れなかったが、父は「垢で死んだ者はない」と笑っていた。
- 部屋の掃除を後回しにする弟は、いつも「垢で死んだ者はない」と言って母に叱られる。
- 非常時には清潔も大事だが、少し不便なくらいなら垢で死んだ者はないと思って我慢しよう。
- 「靴が泥だらけだよ」と言われたが、彼は「垢で死んだ者はないさ」と気にしなかった。
- 垢で死んだ者はないとはいえ、食品を扱う仕事では衛生管理を怠ってはいけない。
類義語
- 垢では死なぬ
- 埃で死んだ人はいない
- 少しくらい汚れても死にはしない
対義語
- 清潔第一
- 清潔は健康のもと
- 病は口より入る