坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
読み方
ぼうず にくけりゃ けさ まで にくい意味
ある人を憎むと、その人に関係する物事まで理由もなく憎らしく感じるということ。嫌悪感が強いと、相手の服装・持ち物・周囲の人など、本来は無関係なものにまで悪感情が及ぶことをたとえる。由来
「坊主」は僧侶、「袈裟」は僧侶が身につける法衣のこと。僧侶本人を憎むあまり、その僧侶が着ている袈裟まで憎くなるというたとえから生まれた。正確な成立年は不明だが、近世の俗諺として江戸時代には広く用いられていたとされる。備考
感情的な嫌悪が無関係な対象へ広がることを批判的に言う表現。人に対して使うと強い悪感情を示すため、直接相手に向ける場面では注意が必要。例文
- 彼は前の上司を嫌いすぎて、その上司が使っていた言い回しまで聞きたくないらしい。まさに坊主憎けりゃ袈裟まで憎いだ。
- 一度その会社に不信感を持つと、広告やロゴまで嫌に見えてくる。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというものだ。
- 兄はあの選手が嫌いで、所属チームのユニフォームまでけなしている。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いにもほどがある。
- 別れた相手を思い出すからと、二人でよく行った店まで嫌うのは、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという感じだ。
- 先生に叱られたからといって、その先生の担当科目まで嫌いになるのは、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというものだよ。
類義語
- 親が憎けりゃ子も憎い
- 憎い者には袈裟まで憎い
- 嫌いな者は何をしても嫌い
- 蛇蝎のごとく嫌う
対義語
- あばたもえくぼ
- 惚れた欲目
- 罪を憎んで人を憎まず
- 坊主可愛けりゃ袈裟まで可愛い