坊主の鉢巻
読み方
ぼうず の はちまき意味
剃髪した坊主が鉢巻きをしても、見た目がきちんと締まって見えないことから、物事に締まり・けじめ・統一感がなく、だらしないさまをいうたとえ。格好だけ整えようとしても、肝心な中身や秩序が伴わない場合にも用いられる。由来
成立年は不詳。江戸時代ごろからの俗諺とみられる。「鉢巻」は頭の鉢に巻く布だが、髪を剃った坊主が鉢巻きをしても不自然で、きりりと締まった印象になりにくいことから、「締まりがない」ことのたとえになった。備考
やや古風な表現で、日常会話では「締まりがない」「まとまりがない」と言う方が一般的。人を直接評すると失礼になりやすい。例文
- 会議の目的も決めずに集まっただけでは、まるで坊主の鉢巻だ。
- 新しい制服を作っても、規律が守られていなければ坊主の鉢巻である。
- 資料の体裁だけ整えて中身がばらばらでは、坊主の鉢巻と言われても仕方がない。
- リーダーが方針を示さないまま号令だけかけても、坊主の鉢巻で終わってしまう。
- 店の看板は立派だが接客がいい加減で、どこか坊主の鉢巻のような印象を受けた。
類義語
- 締まりがない
- けじめがない
- だらしない
- まとまりがない
- 坊主に簪
対義語
- 筋が通る
- 締まりがある
- けじめがある
- 首尾一貫
- 一糸乱れず