因果は巡る小車
読み方
いんが は めぐる おぐるま意味
自分の行いの善悪は、車輪が回るように巡り巡って、いつか必ず自分に返ってくるということ。特に悪事や不義理は、後になって相応の報いを受けるという戒めとして使われる。由来
仏教の「因果応報」の思想に由来する表現。原因が結果を生み、その結果がまた巡って本人に及ぶことを、回転して進む小さな車輪「小車」にたとえた。正確な初出年は不明だが、江戸時代頃には庶民文芸や口承の中で広く用いられるようになったとされる。備考
仏教色のある古風な言い回し。日常会話では「因果応報」「自業自得」の方が一般的。相手に直接使うと非難めいて聞こえることがある。例文
- 友人を裏切って仕事を奪った彼が、後に誰からも協力されなくなったのは、因果は巡る小車というものだ。
- 目先の利益で不正をしても、因果は巡る小車で、いつか信用を失う。
- 昔ぞんざいに扱った相手に、今度は自分が頭を下げることになり、因果は巡る小車だと痛感した。
- 因果は巡る小車だから、人の弱みにつけ込むような商売は長続きしない。
- 彼女は「因果は巡る小車、善い行いも必ず返ってくる」と信じて、黙って人助けを続けた。
類義語
- 因果応報
- 自業自得
- 身から出た錆
- 悪因悪果
- 因果覿面
- 天に唾する
- 人を呪わば穴二つ
対義語
- 正直者が馬鹿を見る
- 憎まれっ子世にはばかる
- 悪人栄えて善人滅ぶ