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四十にして惑わず

読み方

しじゅう にして まどわず

意味

四十歳になると、経験を重ねて物事の道理が分かり、人生の方向や判断に迷わなくなる、という意味。もとは孔子が自分の人生を振り返って述べた言葉で、現代では四十歳前後の成熟や覚悟、またそうありたいという戒めを表す。

由来

中国の古典『論語』為政篇の「四十而不惑」を日本語で訓読した表現。孔子(紀元前551〜前479)が「十五にして学に志し、三十にして立つ、四十にして惑わず……」と自らの成長段階を述べた一節に由来する。『論語』の成立時期は諸説あるが、孔子没後に弟子や再伝の弟子が編纂し、戦国時代から前漢初期(紀元前5〜2世紀ごろ)に形を整えたとされる。

備考

四十歳を祝う言葉や人生の節目の述懐としてよく使われる。現代では実際に迷いが消えるというより、成熟への理想や戒めとして用いられることが多い。

例文

  • 四十にして惑わずと言うが、彼は四十歳を迎えてようやく自分の進む道を決めた。
  • 部長は「四十にして惑わずとはいかないが、迷いながらでも責任を持って決断する」と語った。
  • 四十にして惑わずの境地にはまだ遠いが、若いころよりは小さな失敗に動じなくなった。
  • 父は四十にして惑わずを座右の銘にし、転職後も信念を曲げずに働き続けた。
  • 四十歳の誕生日に、友人から「四十にして惑わずだね」と励ましの言葉をもらった。

類義語

  • 不惑
  • 不惑の年
  • 四十而不惑

対義語

  • 惑う
  • 迷う
  • 優柔不断

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