嘘にも種がいる
読み方
うそにも たねが いる意味
どんな嘘や作り話でも、完全な無からは作りにくく、聞き手に信じさせるための材料・根拠・きっかけが必要だということ。転じて、もっともらしい噂や話には、何らかの原因や手がかりがある場合が多いという意味でも使う。由来
「種」は植物の種ではなく、物事を生じさせる材料・原因の意。作り話にも、もっともらしく見せるための材料が要るという生活上の観察から生まれたことわざ。成立年代・初出文献は不明で、近世以降の口承的な言い回しと考えられる。備考
「要る」と漢字で書くことも多い。「噂は必ず真実だ」という意味ではなく、話が生まれる背景や材料があるという趣旨で使う。例文
- あの噂は大げさだと思うが、嘘にも種がいるから、何かきっかけはあったのだろう。
- 彼の言い訳は作り話に聞こえるが、嘘にも種がいるというし、少しは事実が混じっているかもしれない。
- 嘘にも種がいるのだから、全く知らない人物を犯人に仕立てるのは無理がある。
- その都市伝説も、嘘にも種がいるで、昔の事件が尾ひれを付けて広まったらしい。
- 部長は『嘘にも種がいる。まずは噂の出どころを確認しよう』と言って、調査を始めた。
類義語
- 火のない所に煙は立たぬ
- 蒔かぬ種は生えぬ
- 事出でて後に名生ず
対義語
- 根も葉もない
- 荒唐無稽
- 何の根拠もない