嘘と坊主の頭はゆったことがない
読み方
うそ と ぼうず の あたま は ゆった こと が ない意味
「嘘を言ったことがない」と「坊主頭は髪を結ったことがない」を掛けた洒落。自分は一度も嘘をついたことがない、という意味で使うが、実際には冗談・皮肉として、いかにも信用できない弁明を茶化す場合にも用いられる。由来
正確な成立年・初出は不詳。動詞「言う」と「結う」の音が近いことを利用した地口・洒落で、髪を剃った坊主の頭は結えないことから作られた。江戸時代ごろからの口承的な笑いの表現として広まったと考えられるが、確定的な年代は不明。備考
古風な地口で、落語調・年配者の冗談として聞かれる表現。真面目な弁明には不向き。「坊主」は僧侶または丸刈り頭のくだけた言い方。例文
- 彼は胸を張って「嘘と坊主の頭はゆったことがない」と言ったが、みんなは苦笑いした。
- 遅刻の言い訳を並べる息子に、祖父は「嘘と坊主の頭はゆったことがない、ってやつか」とからかった。
- 営業担当者の大げさな説明を聞き、同僚は「まるで嘘と坊主の頭はゆったことがないという顔だね」とささやいた。
- 「本当に何も知らないよ。嘘と坊主の頭はゆったことがない」と彼女は冗談めかして答えた。
- 政治家が潔白を強調するたび、ネットでは「嘘と坊主の頭はゆったことがない」と皮肉られた。
類義語
- 嘘をついたことがない
- 嘘を言ったことがない
- 正直一途
- 真っ正直
- 清廉潔白
対義語
- 嘘八百
- 口から出まかせ
- 息を吐くように嘘をつく
- 平気で嘘をつく
- 虚言癖