善に従うは登るが如く悪に従うは崩るるが如し
読み方
ぜん に したがう は のぼる が ごとく あく に したがう は くずるる が ごとし意味
善い行いや正しい道に進むには、山を登るように苦労と努力が要るが、悪い行いや堕落へ向かうのは崖が崩れるように急で容易である。人は悪に流されやすいので、常に自戒せよという教え。由来
中国の古典『国語』「周語下」に見える「従善如登、従悪如崩」に由来する。『国語』の成立は戦国時代、紀元前5〜4世紀ごろとされるが、作中ではさらに古い「諺」として引用されている。日本では漢文訓読を通じてことわざとして用いられるようになった。備考
漢文訓読調で非常に硬い表現。日常会話より、訓戒・講話・随筆・道徳的な文章で使われる。漢文形「従善如登、従悪如崩」も見られる。例文
- 禁煙を続けるのは苦しいが、一本だけと手を出すのはたやすい。善に従うは登るが如く悪に従うは崩るるが如しだ。
- 彼は不正な処理を頼まれたとき、このことわざを思い出してきっぱり断った。
- 善に従うは登るが如く悪に従うは崩るるが如しと言うから、日々の小さな怠けを甘く見てはいけない。
- 新入社員研修で、講師はコンプライアンスの大切さを説明しながらこの言葉を引用した。
- 一度うそをつくと次のうそは簡単になる。まさに善に従うは登るが如く悪に従うは崩るるが如しである。
類義語
- 従善如登、従悪如崩
- 善に従うは登るが如し、悪に従うは崩るるが如し
- 易きに流れる
- 悪に染まるは易し
対義語
- 善に従うこと流るるが如し