商い三年
読み方
あきない さんねん意味
商売は始めてすぐ利益や信用がつくものではなく、少なくとも三年ほど辛抱して続け、客との信頼・商品知識・勘を身につけて初めて軌道に乗るということ。転じて、物事を成すには一定期間の継続と忍耐が必要だという戒めにも用いられる。由来
成立時期は不詳。江戸時代ごろの町人・商家社会で、店奉公や商売の見習いには数年の経験が必要だという実感から生まれ、広まった商売上の格言と考えられる。「三年」は具体的な期間であると同時に、腰を据えて修業・継続すべき相応の年月を表す数でもある。備考
商売・起業・店の経営について使うことが多いが、修業や学習などにも比喩的に使える。「三年」は厳密な年数より、忍耐して続ける期間を表す。例文
- 起業して半年で結果が出ないと嘆く彼に、父は「商い三年、今は土台作りだ」と励ました。
- 新しい店はまだ客足が不安定だが、商い三年と思って地道に常連を増やしている。
- ネット販売でも商い三年で、信用を積み重ねなければ長続きしない。
- すぐに儲からないからと辞めるのは早い。商い三年というように、まずは腰を据えて続けてみよう。
- 商い三年を信じ、彼女は赤字の時期にも接客と品質改善を怠らなかった。
類義語
- 石の上にも三年
- 継続は力なり
- 商いは牛の涎
- 辛抱する木に金がなる
対義語
- 善は急げ
- 鉄は熱いうちに打て
- 思い立ったが吉日