商いは門門
読み方
あきない は かどかど意味
商売のやり方や品ぞろえ、客への応対、儲け方の工夫は、店や家ごとにそれぞれ違うということ。外から同じように見える商いでも、各店には独自の流儀・事情・経験に基づく方法がある、という意味で使う。由来
「門門」は「家ごと・店ごと」を表す語。各家の門、すなわち商家一軒一軒を指し、商いの方法は店ごとに異なるという経験則から生まれたことわざ。成立時期や初出年は不明だが、商家が発達した近世、特に江戸時代ごろの町人社会で広まった表現と考えられる。備考
やや古風で、日常会話より商売・経営の話や文章で見かける表現。「門門」は「かどかど」と読む点に注意。例文
- 同じ和菓子屋でも、材料の選び方から接客まで違う。まさに商いは門門だ。
- 先輩の店のやり方をそのまま真似しても、うちの客層には合わない。商いは門門というものだ。
- 価格を下げれば売れるとは限らない。商いは門門で、店ごとの強みを見極める必要がある。
- 老舗の主人は、新人に『商いは門門だから、まず自分の店の客をよく見なさい』と教えた。
- ネット販売でも実店舗でも、成功の形は一つではない。商いは門門で、それぞれに工夫がある。
類義語
- 商売は門々
- 商いに定法なし
- 家々に習いあり
- 所変われば品変わる
対義語
- 千篇一律
- どこも同じ