商いは手際
読み方
あきない は てぎわ意味
商売は、ただ商品や資金があるだけでは成功せず、客への応対、仕入れ、売り時の判断、仕事の進め方などを手際よく行うことが大切だという意味。商売の成果は、要領のよさや段取り、処理能力に左右されるという教え。由来
商人社会の経験から生まれた言い回しとされるが、初出の文献や成立年は不明。近世、特に商業が発達した江戸時代ごろから、店での客あしらい・仕入れ・販売の段取りの巧拙が利益を分けるという商家の実感を表す言葉として用いられたと考えられる。備考
「手際」は単なる速さではなく、段取り・判断・応対の巧みさを含む。商売に限らず、仕事全般の要領のよさを説く比喩としても使える。例文
- 新しい店を開くなら、商品をそろえるだけでなく、接客や会計の流れも考えなければならない。商いは手際だ。
- 同じ野菜を売っているのに、あの八百屋だけ客が絶えないのは、商いは手際ということだろう。
- 注文が増えても発送が遅れれば評判を落とす。商いは手際だから、まず作業手順を見直そう。
- 父はよく、値段よりも客を待たせない工夫が大事だ、商いは手際だと言っていた。
- 宣伝にお金をかけても、問い合わせへの返事が遅ければ売れない。まさに商いは手際である。
類義語
- 商売は才覚
- 商売は要領
- 段取り八分
- 手際が物を言う
対義語
- 下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる
- 質より量