唐人の寝言
読み方
とうじん の ねごと意味
聞いても意味がまったく分からない言葉や、筋道が通らず理解しにくい話のたとえ。知らない外国語のように聞き取れない、または寝言のように要領を得ない発言を指して使う。由来
「唐人」は古くは中国人、広くは外国人を指した語。日本人にとって唐人の言葉は分かりにくく、まして寝言ならなおさら理解できないという発想から生まれた。成立時期は厳密には不明だが、唐人貿易や長崎の唐人屋敷などで異国語への意識が強まった江戸時代ごろに広まった表現と考えられる。備考
「唐人」は歴史的な語で、現代では人をからかう文脈だと失礼に響くことがある。比喩としても対象や場面に注意して使うのがよい。例文
- 専門用語ばかりの説明で、私には唐人の寝言のように聞こえた。
- 彼の言い訳は話が飛びすぎていて、まるで唐人の寝言だ。
- 契約書の細かい条文は、初めて読む学生には唐人の寝言に感じられるかもしれない。
- あの会議では略語が多すぎて、新人の私には唐人の寝言だった。
- 酔った彼が何か言っていたが、唐人の寝言で内容はまったく分からなかった。
類義語
- ちんぷんかんぷん
- とんちんかん
- 支離滅裂
- 意味不明
- わけがわからない
- 何を言っているのかわからない
対義語
- 明瞭な説明
- 筋の通った話
- 理路整然
- 立て板に水