和尚の留守に袈裟を着る
読み方
おしょう の るす に けさ を きる意味
上に立つ人、怖い人、監督する人などがいない間に、普段はできない勝手なことをしたり、身分不相応なまねをしたりすることのたとえ。羽目を外す意味のほか、権威ある人の不在に乗じて偉そうに振る舞うというニュアンスもある。由来
寺で和尚が留守の間に、弟子や小僧が本来は自分のものではない袈裟を着て、和尚のまねをする様子に由来するとされる。成立した正確な年代は不明だが、寺院生活を題材にした近世以前からの言い回しと考えられる。備考
やや古風で、日常会話では「鬼の居ぬ間に洗濯」のほうが一般的。単なる息抜きより、目上の人の不在に乗じた増長・越権を含む場合に合う。例文
- 部長が出張した途端、会議室で好き勝手に騒ぐなんて、まさに和尚の留守に袈裟を着るだ。
- 先生が職員室へ行った間に、みんなが席を替えて遊び始めた。和尚の留守に袈裟を着るとはこのことだ。
- 社長がいない日だけ急に命令口調になる彼は、和尚の留守に袈裟を着るようなものだ。
- 親が旅行中だからといって夜更かしばかりしていると、和尚の留守に袈裟を着ると言われても仕方ない。
- 監督が見ていない間に練習をさぼるのは、和尚の留守に袈裟を着る振る舞いだ。
類義語
- 鬼の居ぬ間に洗濯
- 猫のいぬ間に鼠が遊ぶ
- 鬼の留守に洗濯
- 主人の留守に羽を伸ばす
対義語
- 君子は独りを慎む
- 慎独
- 天知る地知る我知る人知る