味噌の味噌臭きは食われず
読み方
みそ の みそくさき は くわれず意味
味噌が必要以上に味噌臭いと食べてもらえないように、専門家や職業人が自分の専門・肩書・技能をことさらにひけらかすと、かえって品位を失い嫌われるということ。真に優れたものは、わざとらしく専門家ぶらないという戒め。由来
味噌は日本で古くから用いられた発酵調味料で、良い味噌は香味がほどよく調和し、あまりに「味噌臭い」ものは粗野で食用に好まれない、という生活感覚に由来する。ことわざとしての初出年は不詳だが、江戸時代(17〜19世紀)以降の俗語・諺資料に「味噌の味噌臭きは上味噌にあらず」などの類形が見える。備考
やや古風で硬い表現。「味噌の味噌臭きは上味噌にあらず」の形も一般的。相手を批判する響きがあるため、目上には使い方に注意。例文
- 新人弁護士がやたら法律用語を並べるので、先輩は「味噌の味噌臭きは食われずだ」とやんわり注意した。
- デザイナーなら流行語を振りかざすより作品で語るべきだ。味噌の味噌臭きは食われずというだろう。
- 教授ぶった話し方ばかりしていると、味噌の味噌臭きは食われずで、学生から敬遠されてしまう。
- 営業の場で専門知識をひけらかすと、味噌の味噌臭きは食われずで、かえって信用を失うことがある。
- 彼女は実力者なのに少しも偉ぶらない。味噌の味噌臭きは食われずをよく知っているのだろう。
類義語
- 味噌の味噌臭きは上味噌にあらず
- 味噌の味噌臭きは上味噌でなし
- 能ある鷹は爪を隠す
- 実るほど頭を垂れる稲穂かな
- 大賢は愚なるが如し