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味なことは婿に聞け

読み方

あじなこと は むこ に きけ

意味

男女の情趣や色恋の微妙なことは、結婚した当事者である婿に聞くのがよいという意から、物事の機微や実情は、その道を経験してよく知る人に尋ねるのがよいというたとえ。恋愛に限らず「詳しい人・経験者に聞け」の意味で使われる。

由来

成立年は未詳。近世、特に江戸時代の洒落を含むことわざとして広まったとされる。「味なこと」は、単なる味覚ではなく、粋なこと・情趣・男女の機微を指す語。新婚の婿なら夫婦や色恋の実感を知っているという発想から、「経験者に聞くのが一番」という意味に転じた。

備考

古風で現代の日常会話ではまれ。「味なこと」には色恋・情趣の含みがあり、冗談めいて聞こえることもある。一般には「餅は餅屋」の方が通じやすい。

例文

  • 新婚生活の実際は、味なことは婿に聞けで、結婚したばかりの友人に聞いてみるのが早い。
  • 彼女への贈り物で迷うなら、味なことは婿に聞けというし、恋愛経験の豊かな先輩に相談してみよう。
  • 海外赴任の苦労は本を読むだけでは分からない。味なことは婿に聞けで、経験者に話を聞いた。
  • その店の本当の魅力は常連客がよく知っている。まさに味なことは婿に聞けだ。
  • 夫婦げんかの仲直りのこつについて、味なことは婿に聞けと思い、既婚の兄に助言を求めた。

類義語

  • 餅は餅屋
  • 蛇の道は蛇
  • 薬は医者に聞け
  • 海のことは漁師に問え
  • その道はその道の人に聞け

対義語

  • 岡目八目
  • 傍目八目

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