君子は交わり絶ゆとも悪声を出さず
読み方
くんし は まじわり たゆとも あくせい を いださず意味
人格のすぐれた人は、友人や仲間との交際が途絶えたり、関係が悪くなって別れたりしても、相手の悪口を言ったり、恨みがましい言葉を口にしたりしないということ。別れ際や関係解消の場面でも品位を保つべきだという戒め。由来
中国の古典に由来する。戦国時代の武将・楽毅が燕の恵王に送った書簡中の「君子交絶、不出悪声」に基づく語で、『史記』楽毅列伝や『戦国策』燕策に見える。成立・記録はおおむね前3世紀から前1世紀ごろ。備考
文語的で格式の高い表現。日常会話より、挨拶・文章・教訓として用いられることが多い。「悪声」は悪評・悪口の意。例文
- 退職の理由はいろいろあったが、君子は交わり絶ゆとも悪声を出さずで、前の会社の悪口は言わないことにした。
- 長年の友人と疎遠になっても、君子は交わり絶ゆとも悪声を出さずというように、相手を責める話は避けたい。
- 取引が打ち切りになったからといって先方を批判するのはよくない。君子は交わり絶ゆとも悪声を出さずだ。
- 別れた恋人について聞かれても、彼女は何も悪く言わなかった。まさに君子は交わり絶ゆとも悪声を出さずである。
- 派閥を離れた後も、彼は元の仲間の欠点を語らず、君子は交わり絶ゆとも悪声を出さずを実践している。
類義語
- 君子絶交して悪声を出さず
- 君子交わり絶えて悪声を出さず
- 立つ鳥跡を濁さず
対義語
- 恩を仇で返す
- 後足で砂をかける
- 陰口を叩く