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君子の徳は風、小人の徳は草

読み方

くんし の とく は かぜ、しょうじん の とく は くさ

意味

上に立つ者の徳や行いは風のように周囲へ及び、下にいる者や一般の人々は草が風になびくようにそれに従い感化される、という意味。為政者・指導者が自ら徳を示せば、民や部下も自然に善い方向へ導かれるという教え。

由来

中国の古典『論語』顔淵篇の「君子之徳風、小人之徳草。草上之風、必偃」に由来する。孔子(前551〜前479)の言行を弟子や後学がまとめた書で、『論語』の正確な成立年は不明だが、戦国時代頃(前5〜前3世紀)に編纂されたとされる。日本では漢文訓読を通じて教養語・ことわざとして定着した。

備考

「君子」は徳ある指導者、「小人」は古典語で一般の人・下位者を指す。現代では硬い表現で、政治論・教育論・組織論などで使われる。

例文

  • 校長が毎朝校門で挨拶を続けると、生徒の挨拶も自然に増えた。まさに君子の徳は風、小人の徳は草だ。
  • 社長が公正な判断を徹底すれば、社員の働き方も正される。君子の徳は風、小人の徳は草という言葉を忘れてはならない。
  • 政治家の不正は社会の規範意識を弱める。逆の意味でも、君子の徳は風、小人の徳は草と言える。
  • 部長が率先して残業を減らしたことで、部署全体の雰囲気が変わった。君子の徳は風、小人の徳は草である。
  • 親が約束を守る姿を見せれば、子どもも約束を大切にする。家庭でも君子の徳は風、小人の徳は草は当てはまる。

類義語

  • 上行下効
  • 率先垂範
  • 草上の風
  • 風に靡く草

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