名馬に癖あり
読み方
めいば に くせ あり意味
優れた馬ほど扱いにくい癖を持つことがあるように、才能や能力のある人には、変わった性格・欠点・扱いにくさが伴うことがある、という意味。欠点があるからといって、その人の価値や実力まで否定すべきではないという含みもある。由来
優れた馬は気性が鋭く、走力や能力が高い反面、乗り手を選ぶ癖や扱いにくさを持つことがあるという、馬の飼育・騎乗経験に基づくたとえ。そこから人間の才能と欠点の関係をいうようになった。正確な初出や成立年代は不明だが、近世以降のことわざとして広く用いられてきた表現とされる。備考
人を評価するときに使う表現。才能を認めつつ欠点をやわらかく述べる場合が多いが、本人に直接言うと失礼に響くこともある。例文
- 彼は時間に厳しすぎて周囲と衝突することもあるが、企画力は抜群だ。まさに名馬に癖ありだね。
- あの職人は無口で気難しいけれど、仕上げの美しさは誰にもまねできない。名馬に癖ありというものだ。
- 新しいエンジニアは独特のやり方にこだわるが、成果は確かなので、名馬に癖ありと思って任せている。
- 監督は奇抜な練習を好むが、毎年チームを強くしている。名馬に癖ありで、簡単には評価できない。
- 彼女の発言は少し鋭すぎることがある。でも問題の本質を見抜く力はすごい。名馬に癖ありだ。
類義語
- 癖ある馬に能あり
- 名人に癖あり
- 玉に瑕
- 瑕瑾は瑜を掩わず
対義語
- 非の打ちどころがない
- 完全無欠
- 玉に瑕なし