同病相憐れむ
読み方
どうびょう あい あわれむ意味
同じ病気や悩み、つらい境遇にある者どうしは、相手の苦しみが自分にもよく分かるため、自然に同情し合い、助け合うものだという意味。病気に限らず、失敗・貧困・不遇など共通の苦境についても用いる。由来
中国の古典『呉越春秋』闔閭内伝に見える「同病相憐、同憂相救」に由来するとされる。『呉越春秋』は後漢時代、1世紀ごろに趙曄が編んだとされる歴史物語で、同じ苦しみを持つ者は互いを思いやるという意を漢文訓読で受け入れたもの。備考
同情や連帯を表す一方、場合によっては「似た者どうしが慰め合うだけ」というやや皮肉な響きもある。病気以外の苦境にも広く使う。例文
- 長い入院生活を経験した二人は、同病相憐れむようにすぐ打ち解けた。
- リストラされた仲間どうしで励まし合っていると、まさに同病相憐れむだと思う。
- 受験に失敗した友人の気持ちは、自分も浪人したことがあるので同病相憐れむ思いでよく分かる。
- 介護に悩む家族の集まりでは、同病相憐れむだけでなく、具体的な情報交換も行われている。
- 彼らは互いの苦労を知っているから、同病相憐れむ気持ちで支え合ってきた。
類義語
- 同憂相救う
- 類は友を呼ぶ
- 傷を舐め合う
- 同じ穴の狢
対義語
- 対岸の火事
- 他人事
- 弱り目に祟り目